ちょっと前に、立て続けにしゃべり続ける人と話さないといけない機会があって、
言いたいことの半分も言えず、ただただ相手の話を聞いているという状況に陥った。
まぁ、別に私の話を聞いてもらわなくてもいい相手だったのでよかったけれど。
それで、
立て続けにしゃべる人が苦手だと ムスメに言ったら、
そうやろな~ 母の友達は、一昨年、大阪でちょっとだけ会ったけど、
みんな、行間のある人たちって感じやったもん。
と言われた。
ふうん。
行間のある人ねぇ。
面白いなぁ。
速いスピードで色々な話をどんどんされると、
頭の回転が、ゆっくりなたちなので、 焦ってしまって、 何を話したいかがわからず、
どこで口を挟めばいいのかもわからず、
あせって、とんでもないことを言ってしまったりするので、 苦手。
あとで、必ず自己嫌悪に陥る。
大阪の友人たちは、 早口の人もいるけれど、 自分がしゃべった後に、間をあけて、
相手が話すのを待ってくれるし、 居心地の悪くない沈黙があったりして、
自分を顧みる時間や、どういう意図で言ったのかを考える間をくれるので、
やっぱり話しやすい。
そういう人と人との空気感を 「行間のある人」 とムスメが表現したのは、ぴったりきた。
文章を書くうえでも、行間は大事だから。
全部を説明するのではなく、相手に考えさせる間。
そこで、共感する、しないが生まれてくるだろう。
ただ、難しいのが行間がわからない人がいるということと、
行間をもつと、違ったように理解されてしまったりすることがあること。
私も、行間のある人でありたいと、思うと同時に、
理解してくれているかを確認しながら、
焦らないように、ゆっくり話したいと思う。
0コメント