「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」を読んだ。
今、日本人が思っている多様性はなんてうわべだけなんだろうかと思う。
違う人がいるということを受け入れることの難しさ
ばか、ではなく無知ということについて、
多様性を受け入れていこうとすると、無知ではいられない。
シンパシーとエンパシーの違い。
日本人にとっては、シンパシーは得意だと思うけれど、エンパシーはとても難しい。
ものすごく、色々考えさせられる。
12歳でこんなことに直面しながら成長していくのかと思うと、ある意味うらやましくもある。
多様性を受け入れるということは、知ることにつながって柔軟性にもつながって、考えることにもつながる。
自分が日本の常識というものにいかに縛られているか、固定観念をもっているかがわかる。
これもか~と思わぬところにも潜んでいる常識だと思っている、無神経。
なんかちょっと支離滅裂だけれど
あんまり書くとネタバレになるので(笑)
西加奈子が、
「隣に座って、肩をたたいて「一緒に考えない?」そう言ってくれました。絶対に忘れたくない友達みたいな本です」
と、帯に書いていた。
ほんと、そんな感じ。
すごく読みやすいけれど、考えながら読むのでなかなかにしんどい本です。
何度も読み返したい。
そして、ぼくと一緒に成長していけたらいいなと思う。
是非、読んでほしい。
そして、考えて欲しい。
0コメント